「Vamp!Bamboo!Burn!~ヴァン・バン・バーン!~」を見た

注文していたブルーレイが届きました!VBB。去年上演されていた劇団☆新感線の舞台です。残念ながらその時はまだファンではなかったので観劇はしていないのですが、映像化される一報を聞いてからは発売されるのを今か今かと心待ちにしていました。

 

前情報もあまり入れないようにしていたので、ストーリーもよく分からず、ヴァンパイアが出てくることと神山くんの役名が蛍太郎だということだけはなんとな~く知っていて。なので今から完全に勢いだけで感想を殴り書きますが、めちゃくちゃ薄っぺらいことしか言いません(笑)でもこのよく分からない高揚感をなんとか残しておきたくて、必死にキーボードを叩いています。ネタバレしまくってるかと思うので、まだ見ていない方はお気を付け下さい!

 

まず始まって一番最初に思ったことは、ヴァンパイアは?ということ。前述した通りあ~なんかヴァンパイアの話なんだな~中世ヨーロッパとかそんなんかな~斗真くんお美しいから絶対似合うよな~ぐらいの認識だったので、いきなりの和装(しかも竹取物語)にしょっぱなから頭が大混乱。ヴァンパイアはっ!?

 

そして容赦なくぶち込まれる不条理ギャグ(すごい好き)。あっけにとられましたが、作・宮藤官九郎の文字を見て1人納得、クドカンならしょうがない。何を隠そうクドカンのドラマ大好きなんです。名作、木更津キャッツアイが私とクドカン作品との出会いでした。そんなことはどうでもいいですね。話を戻します。

 

平安のやさ男・藤志櫻はかぐや姫に恋するも、思い届かぬまま不死身のヴァンパイアになる。時は2016年東京。ビジュアル系ロックバンドのヴォーカリストTOSHIROとして活躍するヴァンパイアはついに、愛する女の生まれ変わりに出会うのだが…。新感線流ゴシックロマンの行きつく先は、ホラーか?ラブストーリーか?爆笑コメディーか?世紀を駆け抜けるヴァンパイア伝説を目撃せよ。

 

そんな、考えるな。感じろ。と言わざるをえないストーリー。初見は?しか頭に浮かばなかったけど、今なら分かる。まさにクドカン節炸裂。終始めちゃくちゃで、ジェットコースターのように話が二転三転どころか五転ぐらいして、大丈夫?これ着地する?着地点全く見えないけどいける?と途中若干不安になりつつ、それでもテンポよく織り込まれるギャグと、ド派手な殺陣、目まぐるしく変わる場面転換などなど、本編は186分あるんですが全く飽きることなく楽しめました。むしろもう終わった!?ぐらいの感覚。ミュージカルや演劇は好きで割と見るんですが、その感覚とはまたちょっと違った気がして……ショー的要素が盛りだくさんだったからかな?すごく最高のエンターテインメントだと思いました。DVDで見てこれなんだから、実際見たらも~~~っとすごかったんだろうな…。

 

 

あととりあえず言いたいのが、生田斗真様のビジュアル美し過ぎないですか???びっくりした。186分終始美しい。ツッコんでても変顔決めてても消しきれない美しさ…。平安の貴族の衣装もビジュアル系の衣装もとんでもなく似合う。ヴァンパイアになった斗真くんはちょっとトート様のようで(エリザベート)、美しい人間がああいうちょっと浮世離れしたお召し物を召されるとどこか耽美的な雰囲気になるんだなと思いました。あ~美しかった。あんな美しいものを見続けて眼球無事なのが奇跡。

 

 

ビジュアルでいうと、小池栄子さんと中村倫也さんもびっくりするほど綺麗だった。小池さんのお顔が元から好きなタイプの顔っていうのもありますが、小さいお顔に大きな目に黒髪ボブ、抜群のスタイルでアクションもこなすってかっこよすぎやしません?小池栄子が看護師の病院、理由付けて永遠に退院しないわ。中村さんは中世的な雰囲気で、最初に出てきたときから美しいって思ってたけど、その後の女装は度肝抜かれた。可愛いし似合いすぎていて本気で全然全く気付かなかった。歌も上手でダンスもキレッキレ。京次郎さんに会えるホストクラブはどこですか。すいませ~~~んシャンパンお願いしま~~~す!!!!

 

 

高田聖子さんの演技がものすごく好きな話とか、ジャンボタクシーが個人的ツボ過ぎて死にそうになった話とか永遠に書いていられそうなんですが、恐ろしいことに肝心の神山くんについてまだ一言も触れていないことに気づきました。やっべ終わる気がしない。

 

神山くんの舞台の演技をまじまじと見たのは、これが初めてです。どうやら初めての外部舞台で、神山くんにとってとても大きな出来事であったということはなんとなく知っていました。でもびっくりした。ものすごく堂々としてから。神山くんは若くて、ジャニーズで、キラキラしているからこそ、蛍太郎くんという役がしっくりきていたし、あんなに場数を踏んだそうそうたる役者さんたちの中で、そのある種の異物感がすごく面白さを引き立てていたなぁと思いました。求められているであろうことを受け取って、それを体現することってそうそう出来ることじゃないと思うけど、持ち前の器用さでソツなくこなしてるなって印象で。でもそこに行きつくまで、私が見て、神山くんは器用だからなんでもできちゃうな~って思うくらいそれを自然に出来るようになるまでに色々な葛藤があっただろうし、大変なことも思い悩むことも沢山あったんだろうけど、それを乗り越えて全公演駆け抜けたという経験は神山くんにとって間違いなく大切な大切な財産になったんだろうなぁ。千秋楽の挨拶、すごくジーンときた。斗真くんがメイキングで神山くんについて少しお話していたけど、その気持ちはきっと伝わってるんじゃないかなと思います。

 

 

こんなにくそ重いことを長々と語っておいた後であれですけど、神山くんのお尻、ほんと美尻!ちっちゃい~~~!ふんどし一丁で練り歩いてて私は今何を見てるんだ…?と思ったし女性陣から迫られまくるところよくまあ笑わずにいられるなと思った。文字通り体張ってた。神山くんの自慢のお尻をブルーレイでいつでも見れる環境を手に入れてしまったの、控えめに言ってやばい。フェスでメガネ姿でにっこにこでギター弾いて歌う神山くんの破壊力もとんでもなかったし、こうして冷静になって考えるとなかなかとんでもないものを手に入れてしまったと思いました…。あとせんべい投げる時の手首のスナップのきき方ハンパなかった。その筋の職人のように投げていた。神山くんに投げられるせんべいは幸せだなぁ。